旅は、連続的な日常生活から、一時的に別世界へ、我々を連れ出してくれる。そして、見る、食べる、感じる、などの感覚をリセットしてくれる。その体験は、新鮮で楽しい。
まず、少ない経験だが、海外旅行について。最初は、大学を卒業し、B型肝炎も少し落着いた後のアラスカ旅行だった。初めてのアメリカに興奮した。
氷河を見、マッキンレー山の上をセスナで飛び、アラスカ鉄道に揺られ広大な大地を楽しんだ。もちろんステーキも。（写真）
今では考えられないが、当時のアラスカはグァムについで近いアメリカだった。今行こうとすれば、シアトル経由になってしまう。
そして、当時のアンカレッジはヨーロッパやアメリカ東海岸への主要ルートだった。多くの会社員がこのルートで海外へ出張していた。また、今ニューヨークへの直行便では、真上を通過している。
アラスカ旅行後、引き続き海外旅行に行く意思はあったが、仕事・子育てに対する意識が強くなり、義父との北京行まで間が空いた。
北京も憧れの地だった。紫禁城、天安門、万里の長城、天蓋公園など日本文化とは少し違った東洋の地、初めての中国旅行だった。（写真）
次の西安は、遠い昔の唐の都、長安であり、かつての世界の中心都市。日本に多大な影響を与えた場所だ。玄奘三蔵、弘法大師、当時の多くの外国人が行きかった大都市。秦の始皇帝陵、兵馬俑坑、華清池、大雁塔。
小雁塔
その帰りに、西方を見て、ここからシルクロードが西に延び、その先にローマがあると思った。
次に近いアメリカである、グアムへ。この旅行？は明らかに失敗だった。英語の力を試すためだったが、話す必要がなく、ホテルとその周辺をウロウロしただけだった。
そして、現職時代にヨーロッパはいけないだろうと思っていたが、退職前に、ついに一人でツアーに参加し、イタリアに行くことが出来た。
退職直後の、スイス・パリは元の職場の先輩と、2人で楽しんだ。山によく連れて行ってもらった先輩との旅で、三大名峰のアイガー、マッターホルン,モンブランを全て快晴の元見ることが出来た。
ニューヨーク・ワシントンへは高校の時の友人と一緒に。マンハッタン中心部マジソンスクエアーガーデン近くのホテルで、4日間滞在。
元の職場のグルメの会で、台湾にグルメ旅行もできた。
国内は、B型肝炎が少し落ち着いた40数年前ある年の2月、思い切って一人で東北を、ユースホステルを利用して回った。ユースホステルでは話をしたが、ほとんど話すことのない一人旅だった。
ないものねだりだが、肝炎のために、早くから就職したので、長期旅行ができなかった。高校の友人が大学時代に、一人で北海道を一か月近く放浪した体験を聞いたことを、今でも覚えている。人の旅行のことであるが。
また九州、特に強い記憶に残る長崎松浦には、1969年に引っ越してから2018年に小学校4年の時の先生に会いに行く、約50年間で、松浦鉄道で通過したことを合わせて、7回くらい行っている。これは旅行なのか
児童・学生の時の遠足や修学旅行を書き連ねると、飛島小学校時の伊万里や平戸、西海橋などへの遠足、博多への修学旅行。
今福中学1年では今福の奥の貯水ダムへの遠足 武雄中学2年の雲仙への遠足 伏見中学3年での宇治への遠足 静岡・箱根への修学旅行
桃山高校2年での松本、黒部ダム、白馬などの信州への修学旅行 3年の奈良への遠足などを、どういうものだったかの詳細は分からないが、覚えている。
九州 長崎市内 福岡は大宰府 鹿児島市内 熊本は市内（熊本城、水前寺公園）と大分の親戚に連れられ京都にいた親戚を訪ねた山間部 大分は津久見へ親戚を訪ね、別府温泉 宮崎は熊本の親戚の所に行く時に高千穂
四国 愛媛は禅会旅行で松山城と大分からの帰りに通過 高知は登山と元職のグルメの会で高知城 香川は金毘羅と数回の通過 徳島はグルメの会で大塚美術館
中国 山口は萩と山口市内 広島は安芸の宮島 島根は津和野、出雲大社 鳥取は禅会などで大山や鳥取砂丘、足立美術館へ 岡山は倉敷の親戚の所や岡山城
近畿 大阪、奈良、兵庫は別にして、和歌山は熊野大社や串本、白浜、高野山など数回
北陸 福井、石川は東尋坊、山城温泉、金沢は兼六園、和倉温泉
中部 三重は紀伊半島を一周、鳥羽、伊勢神宮、岐阜は高山、岐阜城 長野は善光寺、上田城、松本城、白馬 富山は市内と立山
東海 静岡は久能山、西伊豆と伊東、富士山麓一周 山梨は駅前をうろうろ
首都圏関東 東京以外では千葉のTDR 神奈川の鎌倉 埼玉の大宮 栃木の日光
東北 20代のユースホステル旅行（青森市内、三沢郊外、盛岡市内、仙台野蒜、静岡三保）と3泊4日のバスツアーで蔵王、銀山温泉、角館、小岩井農場 中尊寺、松島、裏磐梯、会津若松
北海道 利尻島、旭岳などの登山と2泊3日のツアーでトマム、富良野、旭川動物園、洞爺湖、小樽
今後の旅行はと言うと、学生時代の旅行のイメージでは、放浪であった。リタイヤ後の今、安上がりな、放浪をしたいと思っているが、安全・容易なという意識が強くなってもきている。老いのせいか。でもどこかへ放浪したいと思う。
.
.
.