素人から見たエネルギーと環境問題

人類が利用するエネルギーについては、火の発見・活用の木材、電気の発見から石炭石油などの燃焼系。風力、水力、そして原子力、さらには太陽光の活用、水素エネルギーなど、活用されるエネルギーは多種多様となってきた。

これらのエネルギーを活用して、我々人類は生命を維持してきたのだった

近年、自然災害の激しさが増しているが、その原因と言われるものは、昨今の環境問題で、特に地球温暖化だと言われている。この問題は、客観的に証明された訳ではないが、人類の生産活動、特に今使っているエネルギーの大部分である燃焼系の化石燃料である石炭・石油が原因になっていると言われている。

毎日の工場の生産や、道路交通状況などを見るにつけ、なるほどそうなのかと思うところが多々ある。

モータリジェーション、排煙によるスモッグや水質汚染の公害などを経験してきたが、日本ではエネルギーについて、石炭から石油に転換された。このことは直接私の人生を大きく変化させたことでもあり、身近にとらえることが出来る。

国内で採掘されていた唯一のエネルギー源の石炭から海外の産油国から石油を輸入するというエネルギー政策の大きな転換によって、少年期の数回の転居を経験することになった。

この石炭や石油に頼った生産エネルギー消費活動によって、全世界的な二酸化炭素排出による、地球温暖化ガスの濃度の上昇を招き、年々気温上昇が続いていると言われている。二酸化炭素の増加が地球温暖化の直接原因だと指摘する学者も多くいる。

また一方、太陽活動の低下により、1800年代にも経験した世界的な氷河期が再びやってくるなどとも言われている。

過去の地球の数十億年の歴史の中では、強烈な高温の地球や、スノボ―ルアース・全球凍結としての極寒の地球など、過激な環境が実際に存在した記録が地質に刻まれている。

これからの地球環境は、さてどちらなのだろうか。私個人としては、科学的知見もないので、今のところはっきりわからない。ただ言えることは、エネルギー・環境問題が政治問題化し、科学的・客観的なエビデンスを踏まえた議論が、正しくなされていないのではないかということである。

この問題は、科学者の間でも、両極端な理論・議論が存在しさらに複雑化している。国連の環境問題を扱うIPCC、政府間パネルなども純粋な科学機関なのかと思ったり、原子力の活用を正当化するための道具ではないのかと思ったりもしている。

確かに近年、大きな台風に襲われたり、高温の夏を継続的に経験していたりしているが、地質歴の中では、大した変化ではないのではないかとも考えてしまう。

我々の時代の前の、伊勢湾台風などの超大型台風は、いまだに、温暖化が叫ばれる前のもので、記録に残る最大の台風である。

そんな中、2021年のノーベル物理学賞を真鍋淑郎氏が受賞した。授賞理由が「地球温暖化を確実に予測する気候モデルの開発」などであることを考えると、科学的なエビデンスとして、地球温暖化は実証されているのだろう。

いずれにしろ、このエネルギー・環境問題を考える中で、この問題に起因する災害が少ないことを祈るばかりである。

素人が考えることが出来るのは、お恥ずかしいがこの程度である。今後どんな環境が待ち受けているのか注意深く見守っていきたい。

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